代表 松田英吉が令和7年度「現代の名工」に選出されました!

~厚生労働省「卓越した技能者表彰」を受賞~

お知らせ

この度、弊工房代表の松田英吉が、令和7年度の厚生労働省「卓越した技能者表彰(現代の名工)」に選出されました。

「卓越した技能者表彰(現代の名工)」は技能を通じて労働者の福祉や産業の発展に寄与し、他の技能者の模範と認められる者が対象となります。

今回、琉球ガラス制作の分野において、長年にわたる技術の研鑽と後進の育成が評価されました。お客様をはじめ、関係各位の皆様のご支援に心より感謝申し上げます。

「現代の名工」とは

「現代の名工」(卓越した技能者表彰)は、厚生労働省が卓越した技能を持つ技能者を表彰する制度で、1967年に創設された歴史ある顕彰です。

広く社会一般に技能尊重の気運を浸透させ、技能者の地位及び技能水準の向上を図ることを目的としており、各分野の第一線で活躍する職人の中から特に優れた技能者が選出されます。

琉球ガラス分野での選出は、沖縄の伝統工芸の価値が国レベルで認められた証でもあります。

受賞理由・評価された技能

独自に製造した泡カレット(一定の粒度で粉砕したガラスの気泡入りのもの)を使い、1mm以下の細かい泡模様を作り出すことができます。

また、模様づけの段階で直接ガラスをねじる「ねじり技法」により渦模様の表現を可能にしました。

泡カレットの技法を用いた「おんなブルー」という商品が沖縄県商工会特産品コンテストで県知事賞を受賞し、沖縄県優良県産品にも指定されています。

後進への指導として、自社での制作による技術継承に加え、琉球ガラス製造協同組合の理事長を2期務め、業界への発展にも寄与している点をご評価いただきました。

松田英吉 プロフィール

沖縄の伝統工芸「琉球ガラス」を手がける職人。1962年、沖縄県恩納村前兼久出身。

1981年に琉球共栄ガラス工房に入社し、2000年に独立して匠工房を開業。

2024年には株式会社匠を設立し、若手育成や商品開発にも力を注ぐ。「日常の生活に彩りと温もりを届ける」を理念に活動。伝統を守りながら、現代の暮らしに寄り添う価値を創出している。

松田英吉からのメッセージ

今回の受賞は、決して私一人の力によるものではなく、日々ともに工房を支えてくれているスタッフ全員の努力、そして何よりも琉球ガラスを愛し、手に取ってくださるお客様の存在あってこそのものだと深く感じています。

これまで長年積み重ねてきた技術や精神を次の世代へ確実に受け継ぎ、さらに研ぎ澄ませていくことが、作り手としての大きな使命だと思っています。

また、琉球ガラスは伝統にとどまらず、常に進化し続けるべきものだとも考えています。新しい表現や技法に挑戦しながら、自分らしい作品を追求し、世界に通用するガラス作品を生み出し続けることが目標です。

そのうえで、作品が特別な場面だけでなく、日常の中で気軽に使っていただける存在であってほしいという思いを強く持っています。

暮らしの中にそっと彩りや温かさを添えられるような、そんな琉球ガラスをこれからもつくり続けてまいります。